レクサスISは死なず...3度目改良はよりシャープなノーズ、ハンドリング性能と安全性が向上!日本発売は?

レクサス IS 300 改良新型

自然吸気5.0L・V8エンジンを搭載した「IS 500」は、日本仕様のクライマックスエディションと米国仕様のアルティメットエディションが最後のモデルとして登場し、おそらく生産終了となるが、IS 300は生き残る。

レクサス IS 300 改良新型

今回レクサスは、ISの新型モデルを発表すると予想しされていたが、結局、現行モデルのフェイスリフトを発表し、2026年初頭に発売予定だ。新型では、よりシャープなノーズ、刷新されたキャビン、そしてハンドリング性能と安全性の両面で改良が施されている。

3代目ISは2013年に発売され、2017年には軽微なフェイスリフト、そして2020年には大幅なリフレッシュが行なわれた。レクサスはモデルを完全に廃止するのではなく、3回目の改良を実施し、その寿命をさらに延ばすことを選択したのだ。

この決定は、開発中と報じられていた完全電気自動車の後継モデルから距離を置くという、レクサスの電動化戦略の転換と関連しているようだ。

最も大きな外観上の変更点はフロントエンドで、スピンドルグリルが刷新された。グリル上部は若干縮小され、従来通りのLEDヘッドライトへと繋がる形状になった。また、レクサスバッジはボンネットシャットラインのすぐ下に移動された。バンパーインテークも新しい輪郭が採用され、フロントエンドのスタンスがより力強い印象を与えていると言っていいだろう。

レクサス IS 300 改良新型

その他のボディワークは、ほぼ継承されているようだ。変更点としては、新しい19インチアルミホイール、大型リヤスポイラー、テールゲートのLEXUSロゴなどが挙げられる。なお、写真はFスポーツ仕様のため、ベースグレードの変更箇所は不明だ。ニュートリノグレーを含む8種類のボディカラーから選択でき、オプションでレッドブレーキキャリパーも用意されている。

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インテリアは、より顕著な改良が加えられている。ダッシュボード、センターコンソール、ドアパネルのデザインが刷新され、デュアル12.3インチディスプレイを備えたデジタルコックピットが全体の雰囲気を決定づけている。インフォテインメントスクリーンは、ダッシュボードの低い位置に配置され、タッチセンサー式となり、従来モデルで不評だったタッチパッドは廃止された。

フェイスリフトされたモデルでは、エアコンのコントロールスイッチが新しくトグルスイッチに変更されたが、センタートンネルのボリュームノブとステアリングホイールのクリック式ボタンはそのまま残されており、CDプレーヤーとアナログ時計は廃止された。さらに、ISには天然竹繊維(レクサスでは「Forged Bamboo(フォージド・バンブー)」を使用したインテリアアクセントと、新色の「Prominence(プロミネンス)」が採用された。

装備面では、高速道路でのハンズオフ運転を可能にする、改良された先進運転支援システム(ADAS)を搭載した「Lexus Safety System +(レクサス・セーフティ・システム・プラス)」が強化された。

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基盤にも改良が加えられた。可変レシオの新型ラックパラレル式電動パワーステアリング(EPS)を搭載し、レスポンスの向上を約束してくれる。また、サスペンションにはリニアソレノイド式AVSを採用し、スムーズな減衰力制御と素早いレスポンスを実現している。

発売時点では、パワートレーンの選択肢はIS 300hとIS 350のみとなる。レクサスはまだ詳細な仕様を発表していないが、既存の設定から大きな変更はないと思われる。現行IS 300hは、最高出力220ps/162kWのハイブリッド2.5Lエンジンを搭載している。一方、よりパワフルなIS 350は、非電動3.5L・V6エンジンを搭載し、最高出力318ps/214kWを発揮する。

レクサスは、改良型ISが「さまざまな市場」で販売されることを確認しているが、具体的な市場名は明らかにしていない。しかし、日本発売は濃厚で、2026年1月から3月ごろと予想される。

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