高級イセエビが千葉で大漁 外国人密漁者が暗躍…29匹乱獲も 海保パトロール

 勝浦海上保安署の管内では、イセエビの密漁が相次いでいます。

 20日時点で、今年に入って検挙されたのは9人。合わせて127匹のイセエビが密漁されています。これは例年よりも多い水準だということです。

 千葉県ではイセエビに漁業権が設定されているため、密漁は漁業法違反となり、100万円以下の罰金が科せられます。

勝浦海上保安署 内田裕之警備救難係長「(密漁者が)毎週のようにいるわけですから、たまったもんじゃないですよね」

 午後6時、海上保安官6人が車に乗り込み、イセエビが多くいる岩場を見て回ります。海辺の細い道を抜けたポイントに向かいました。

 密漁者が近くにいる可能性があるため、車のライトを消して近づきます。

 カメラでは確認できませんが、そこには乗用車が止まっていました。街灯が1つもない真っ暗闇のなか、密漁者を探します。

 海岸を見渡せる高台に移動すると、茂みに身を隠すようにして双眼鏡をのぞき込みます。

 そこには、岩場で怪しい動きを繰り返す男性がいました。

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