ウエストランド河本、爆笑問題太田の“鶴の一声”で「タイタンライブ」ピン出演 手応えを聞いた

ウエストランド河本が昨日6月12日に東京・時事通信ホールで開催された「タイタンライブ」にピンで出演。ストレスフルな人間界で起こるさまざまな現象をアウトかセーフかジャッジする「アンパイアヴァンパイア」に扮したネタを繰り広げた。

今回河本が「タイタンライブ」で初めてピンネタを披露することになったのは、相方の井口がワールドカップ関連仕事でアメリカへ行っているため。「タイタンライブ」では幕間でスクリーンに小説の一節を映し出し、各芸人を紹介する演出がおなじみだが、河本の出番では山川方夫「愛のごとく」が引用された。「一人きりにならなければ、私はくつろぐことができない。しかし、本当に一人きりだと、私はどうしようもなく不安になり、疲れきるのだ」というエピグラフに、会場からはクスッと笑い声が。そしてステージに本人が登場すると観客たちは激励を示す温かな拍手を送った。河本は漫才のとき以上に張りのある大きな声でネタを開始し、アンパイアのヴァンパイアだということを繰り返し説明するさまにも笑いが起こる。自ら描いたというユニークな絵でストレスを感じる場面を続々と紹介し、経験談も交えながらジャッジを下していった。

この日のゲストだった三四郎は、漫才中に「緊張している河本が控えてる」(相田)、「井口の分もがんばります」(小宮)とウエストランドの話題を出して次の出番だった河本にエール。またトリを飾った爆笑問題も河本のネタに触れたり、「井口は代表メンバーとしてワールドカップに行っている」などとボケたりする場面があり、井口不在でもウエストランドの存在感は根強かった。

終演後、河本に感想を聞くと「もうちょっといける(笑いを取れる)かなと思ったんですけど、ちょっとうまくいかなかったところが何カ所かありました」と反省を口に。しかしまったくウケないことも想像していたといい、「想定していた最悪の事態は避けられたかな」と安堵感もある様子で、「いい経験になったと思います」と頷いた。昔からよく知る三四郎と、実力抜群の南海キャンディーズというゲストに挟まれた出番順は頼もしかったのかと思いきや、「香盤が嫌でした。(三四郎は)本当に昔から仲のいい先輩で心強かったですけど、バカスカウケていたのでそのあとに出ていくのは震えました」と余計に身体がこわばったそう。ネタの終盤に盛り込んでいた攻めたボケは、「切ってもよかったんですけど、言いたかった」と自身の衝動を優先した部分でもあったと明かした。

今回のネタは、今年5月にあった「タイタンGWお笑いフェス in 仙台」のピンネタライブに向けて作ったもので、「タイタンライブ」出演は予期していないことだった。当初、ウエストランドの出演はなしになる方向で、ライブ制作の担当者にピンでの出演の希望を聞かれると「ウエストランドの漫才じゃないし、僕が『出たいです』と言って出られるようなものではないので、お任せした」と判断は委ねたという。すると、後日「“ケガ”させられないので(出演しなくても)大丈夫ですよ」という返事があり、「スベる前提なのがだんだん腹立ってきまして、世間話として(爆笑問題)太田さんにその話をしたら、太田さんが『は? 出ろよ!』と。鶴の一声ですよね」と反骨精神と太田の言葉で出演を決意。「自虐トークだと思って言ったのに、おおごとになっちゃったかなと今日の今日まで思っていました。(ライブの担当者にも)申し訳ないですし。でも、太田さんがそう言ってくれたのはうれしかったですけどね。『なんだそれ』って怒ってくださったので」とここまでの経緯を振り返る。その太田にネタの感想を聞いたのか尋ねると、「爆笑さんの作家さんに聞いたら、『下手くそ!』と言っていたそうです(笑)」と教えてくれた。

今後もピンネタへの意欲はあるといい、「ネタをいっぱい作って、ピンネタのライブとかやれたらいいですね」。アメリカにいる井口への報告コメントを求めると、「タイタンライブ、無事に終わったよー。安心してねー。一応なんとかなったよー」「毎日日本で忙しくしていたので、ご褒美のお仕事だから楽しんで来てねー」とメッセージを送った。

次回「タイタンライブ」は8月28日(金)に開催。ウエストランドはコンビで出演する予定だ。

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