国会の注文、吉村氏は「塩対応」 都構想は「あの日」が勝ち筋

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毎日新聞 2026/7/31 07:00(最終更新 7/31 07:00) 有料記事 2613文字
署名をした連立政権合意書を手に写真に納まる自民党の高市早苗総裁(右)と日本維新の会の吉村洋文代表=国会内で2025年10月20日午後6時16分、平田明浩撮影

 国会からの「注文」に、党首の反応は素っ気なかった。

 25日に閉会した特別国会で成立した副首都法。国の統治機構改革を目指す日本維新の会にとって悲願の法律だ。

 ただ、維新のある思惑を懸念した野党側の要求で、国会は付帯決議でこんなメッセージを発した。

 維新が大阪で目指す大阪都構想の住民投票と、地方選の期間が「重複しないよう最大限調整すること」。

 しかし維新は来春に同日実施を目指しており、党首の吉村洋文・大阪府知事もこの考えを崩さない。

 <主な内容> ・付帯決議を巡る攻防 ・同日実施にこだわる理由は

 ・「五重投票」への懸念

 それは「あの日」に都構想の是非を問うことが、唯一の勝ち筋とみられているからだ。

譲らぬ吉村氏

 東京一極集中の是正などを目的とした副首都法は24日、委員会で採決を巡って与野党間の協議が続いていた。

 野党側は都構想の住民投票と地方選の同日実施を禁止するよう要求した。

 関係者によると、公務で大阪府庁にこもっていた吉村氏は付帯決議を巡り、国会対応に当たる維新幹部らと断続的に協議。時には決議の文言に納得できず、悩む様子も見られたという。

 結局、付帯決議に「(都構想の)住民投票と地方選の期間が重複しないよう最大限調整する」と明記することで与野党は合意。24日夜、参院本会議で賛成が反対を2票差で上回り、副首都法が可決・成立した。

 その直後、府庁で報道各社の取材に応じた吉村氏は成立を歓迎する一方、付帯決議についてきっぱりと言った。

維新が描く戦略

 「意思は尊重するが、丁寧に説明を尽くして同日実施を目指す」。住民投票と地方選を一緒に行うことで「コストも抑えられる」とメリットも付け加えた。

 付帯決議は法律を執行するに当たっての留意事項を示したもので、法的拘束力はない。しかし直ちにほごにするような発言をすれば強い反発を招きそうなものだ。

 それでも吉村氏が即座に否定的な見解を示したのは、なぜか。

 維新は政令市の大阪市を…

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