米アップル、新型「iPad Air」発表 AI機能搭載

3月4日、米アップルは高性能半導体「M3」を搭載し、人工知能(AI)機能を使えるタブレット端末「iPad Air」の新型を発表した。写真はブリュッセルのアップルストアで2022年11月撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

[4日 ロイター] - 米アップル(AAPL.O), opens new tabは4日、高性能半導体「M3」を搭載し、人工知能(AI)機能を使えるタブレット端末「iPad Air」の新型を発表した。

画面が11インチの機種の価格は599ドルから、13インチの機種は799ドルから。昨年5月に売り出した一世代前の価格を維持した。4日に予約受付を始め、12日以降に顧客へ届ける。

中級製品の買い換えを促す戦略の一環となる。アップルは2月に価格を600ドル程度に抑えながらAI機能「アップルインテリジェンス」を搭載したスマートフォン「iPhone16e」を売り出し、インドなどの主要市場で顧客を取り戻そうと躍起だ。

韓国サムスン電子(005930.KS), opens new tabなどの競合製品がAI機能に力を入れる中、新型iPadもより高性能な半導体を採用。米オープンAIが開発した対話型生成AI「チャットGPT」もを呼び出せるようにした。

LSEGのデータによると、年末商戦が含まれる2024年第4・四半期のiPadシリーズの売上高は80億9000万ドルで、市場予想の73億2000万ドルを上回った。半分超は初めてiPadを購入した顧客だった。

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