トランプ氏、アフリカ5カ国に強制送還移民受け入れを要求=関係筋
トランプ米政権は、今週ホワイトハウスを訪問したアフリカ5カ国の首脳に対し、米国が強制送還する第3国出身の不法移民の受け入れを要請した。写真は9日、昼食会で撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[モンロビア 10日 ロイター] - トランプ米政権は、今週ホワイトハウスを訪問したアフリカ5カ国の首脳に対し、米国が強制送還する第3国出身の不法移民の受け入れを要請した。事情に詳しい米国とリベリアの当局者が10日、ロイターに語った。
5カ国の諾否は不明。ホワイトハウスと5カ国の報道官はコメント要請に応じていない。
トランプ大統領は、リベリア、セネガル、ギニアビサウ、モーリタニア、ガボンの各国首脳と9日に会談した。
トランプ氏は今年1月に大統領に復帰して以降、不法移民の強制送還を加速する取り組みを推進してきた。これには不法移民の出身国への送還が遅れた場合や問題が生じた場合に第3国へ移送する措置も含まれている。
米国の当局者は、9日の会談はこの移民移送計画について話し合うことが目的の1つだったと指摘した上、リベリア政府が首都モンロビアに移民を収容する案を受け入れる準備を進めていると話した。
リベリアの当局者は、首脳会談で移民移送計画が重点的に協議されたことを確認したが、リベリアのボアカイ大統領が計画に合意したかどうかには言及しなかった。
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