スバル新型「レヴォーグ」登場なるか!! ついにハイブリッド搭載!? スポーツワゴンのレヴォーグが3代目で劇的進化
/ スクープ
日本市場をメインに販売されるスポーツワゴン、スバル レヴォーグのフルモデルチェンジの情報が入ってきた。2026年秋に3代目が登場するという。スバル期待のニューパワーユニット「S:HEV」を搭載し、さらにスタイリッシュに!?※本稿は2025年7月のものです文、予想CG:ベストカー編集部/写真:スバル、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年8月10日号
【画像ギャラリー】スポーツワゴンの王道を突き進む!! 2026年秋の登場が予想される次期型スバル レヴォーグ(20枚)現行型よりもさらにスタイリッシュなワゴンとなる次期レヴォーグ。サイズの拡大は極力抑えながらも、本格スポーツのテイストを主張する(ベストカー編集部作成の予想CG)
グローバル販売台数のうち、アメリカ市場が約7割を占めているスバル。その「アメリカ一本足打法」を心配する声はいつも出ているが、スバルが考え抜いたうえで採った戦略なのだから、「それでよし」なのだろう。
ただ、その結果モデルラインナップがアメリカ向け中心になるのは、しかたないが少し残念。サイズを拡大し続けたレガシィが日本市場からなくなってしまったのは衝撃的だった。
そんななか、レヴォーグは「日本市場向け」を謳う貴重なモデルだ。2014年に初代が登場し、現行型は2020年に登場した2代目。一世代6年がレヴォーグのモデルサイクルだとしたら、2026年が3代目登場の年になる。
実際のところ、編集部には2026年、レヴォーグがモデルチェンジするという情報が入ってきている。「もしかしたらビッグマイナーチェンジかもしれない」という注釈付きだが、編集部の読みは(希望的観測も含めて)フルモデルチェンジ。
クロストレック、新型フォレスターに新たに採用されたストロングハイブリッド(S:HEV)が投入されるというのだから、どちらにしてもビッグチェンジに違いはない。
スバルのS:HEVはトヨタハイブリッドシステム(THS)のモーターと発電機を使いながら、そのほかはスバルオリジナルの技術で作られている。
THSはエンジン横置き用だが、S:HEVは水平対向2.5Lエンジンを縦置きに搭載しているし、4WDの場合、THSは後輪をモーターで駆動するが、スバルは前後をプロペラシャフトで繋ぐ機械式という大きな違いもある。
駆動用と発電用の2つのモーター、フロントデフ、4WDの電子制御カップリングをひとつにしたトランスアクスルを新開発し、自社で生産。キモとなる技術をスバルオリジナルとすることで、ストロングハイブリッドでも独自のシンメトリカルAWDを実現し、スバルならではの走り味を提供しているのだ。
その結果、クロストレック&新型フォレスターのS:HEVは高い支持を受け、スバルの商品戦略に新しい軸を生み出すことができた。次期レヴォーグはその魅力をさらに広げるモデルとなるのだ。
日本の道で扱いやすいサイズを維持しながら、圧倒的な存在感を発揮する。ボディサイズは全長4780×全幅1820×全高1480mm前後と予想。シャープな顔つきも3代目の特徴となる(ベストカー編集部作成の予想CG)
現行型では水平対向4気筒の1.8Lと2.4Lを設定する直噴ガソリンターボは、まず1.8Lのみで発売を開始するという情報だ。スペックに変更はないはずで177ps/30.6kgmと予想。
では、275ps/38.2kgmを誇る2.4Lターボエンジンはどうなるか。こちらに関して明確な情報はまだないが、現行型同様、少し遅れて追加される可能性が高い。本格スポーツワゴンとして、やはりハイパワーエンジンは欠かせないからだ。
緊急自動ブレーキの元祖ともいえるアイサイトの普及と進化もあって、「スバル=安全なクルマ」のイメージが急速に高まっているという。もちろん、それ自体は狙いどおりだし、歓迎するべきことなのだろうが、一方で、社内では「スバルの走りのイメージが薄れてきていないか?」という思いもあるのだという。
ハタから見れば“贅沢な悩み”にも思えるが、走りの性能はスバルの生命線でもある。少数精鋭の車種構成になっていることもあり、ハイパフォーマンスモデルは必要不可欠というのが共通認識なのだという。
それもあって、編集部は2.4Lターボが遅れて追加されると予想している。つまり、次期レヴォーグは2026年の秋に、まず1.8Lガソリンターボと2.5L・S:HEVで登場するということだ。
デザインに関しては「さらにスタイリッシュになる」というシンプルだが重要な情報が入っている。
流行りのクロスオーバータイプはレヴォーグレイバックに任せ、レヴォーグはスポーツワゴンの王道を進むということ。全高を抑えながらもよりボクシーなボディ形状とすることで、リアの居住性とラゲッジの積載性を維持する。
ボディサイズは現行型と大きく変わらないと思われる。一部輸出はされているものの、日本市場がメインのクルマだけに「Dセグメント寄りのCセグメント」というサイズ感は維持するだろう。
ストロングハイブリッドを加え、大きく進化する3代目レヴォーグ。もちろん、アイサイトをはじめとするADASも最新のシステムが投入される。楽しみに待ちたい。
●次期型スバル レヴォーグ S:HEV 予想スペック・全長×全幅×全高:4780×1820×1480mm・ホイールベース:2670mm・車両重量:1680kg・エンジン:フラット4、2.5Lハイブリッド・エンジン最高出力/最大トルク:160ps/21.3kgm・モーター最高出力/最大トルク:119.6ps/27.5kgm・トランスミッション:リニアトロニック・駆動方式:4WD・登場時期:2026年秋
・予想価格:430万円