火星の青い砂丘。疑似着色された理由とは?【今日の宇宙画像】
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:NASA)
こちらは、火星の北極地域に位置するリオット・クレーター(Lyot Crater)付近にある砂丘の画像です。この画像は、科学的研究のために強調色処理された疑似カラー画像で、実際の砂丘が青色であるわけではありません。このような疑似カラー処理は、地表構造や異なる物質の組成や粒子サイズの違いを際立たせるために用いられます。
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UArizona
- NASA - Once in a Blue Dune
この画像は、アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機「MRO(Mars Reconnaissance Orbiter:マーズ・リコネッサンス・オービター)」に搭載された高解像度カメラ「HiRISE(High Resolution Imaging Science Experiment:ハイライズ)」によって2018年1月24日に取得されました。HiRISEは、火星の地表を約25センチメートルの解像度で観測可能であり、火星の風や気候の影響を受けた地形を詳細に記録することで知られています。
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編集/sorae編集部