Galaxy Z Flip8触ってみた。完成度は高いけど、もっと進化を期待していた自分がいる
Samsung(サムスン)が先日開催した新製品発表会「Galaxy Unpacked」。スマートウォッチやスマートグラス、そして主役ともいえる新しい折りたたみスマートフォンも発表されました。その1つが「Galaxy Z Flip8」です。
米GIZMODOのレイモンド・ウォン記者が触ってみたファーストインプレッションを綴っていますので見てみましょう。
Galaxy Z Flip8は、正直今回発表された新しい折りたたみスマホのなかでは、アップデートがちょっと控えめな印象です。前モデルのGalaxy Z Flip7での刷新と比べると、余計にそう思ってしまいます。
Z Flip8で新しくなった点は、より高速かつ高効率になったQualcomm(クアルコム)のチップセット 「Snapdragon 8 Elite Gen 5 for Galaxy」の搭載。開いた状態で0.4mm薄くなり、重量は8g軽くなりました。そしてピンク、クリーム、グラファイト、ミント(オンラインストア限定カラー)の新色が追加されています。
と、まあハードウェアの大きな変更点は、大体こんな感じです。
Flex Windowは、より「小さなスマホ」らしくなった
Photo: ADRIANO CONTRERAS / GIZMODO US一方で、日常的な使い勝手はソフトウェアを中心に改善されています。
4.1インチのAMOLEDカバーディスプレイ「Flex Window」はインターフェースが再設計され、内側の6.9インチAMOLEDディスプレイにあるホーム画面に近い見た目になりました。
アプリアイコンが表示されるほか、ニュースやカレンダーの予定、リマインダー、ヘルス情報などをAIでまとめて表示する「Now Brief」ウィジェットも、よりアクセスしやすく、カスタマイズしやすくなっています。
このアップデートは個人的にかなり好きでした。これまでのFlex Windowは、どちらかといえば「大きなスマートウォッチ」のような印象がありましたが、Z Flip8ではより「小さなスマートフォン」のUIと感じられます。
カメラには、より安定した動画を撮影できる「スーパー手振れ補正」機能、常に水平状態のフレームを維持する「水平ロック」機能も追加されました。これはGalaxy S26シリーズで採用されている機能です。
カメラやバッテリーなど、主要スペックはほぼ据え置き
こうした細かなアップデートはあるものの、Galaxy Z Flip8の基本的なハードウェアは前モデルのGalaxy Z Flip7から大きく変わっていません。
ディスプレイサイズは前モデルと同じ。4,300mAhのバッテリー容量や充電速度も据え置きで、新しいZ Foldシリーズが対応する45W有線充電や20Wワイヤレス充電には対応していません。
カメラも50MPのメインカメラ、12MPの超広角カメラ、10MPのインカメラという構成に大きな変更はなく、写真や動画の画質向上は主にソフトウェアの最適化によるものになります。
メモリ・ストレージは、RAMは12GB、SSDは256GBまたは512GBで、こちらも前モデルと同じです。
一方で、折りたたみ部分の折り目については、実際に見たZ Flip8ではZ Flip7よりも目立たなく感じられました。
ただし、同じく新たに発表されたGalaxy Z Fold8やGalaxy Z Fold8 Ultraに採用された、折りたたみ機構の強度を高めながら折り目を目立ちにくくする新技術「Flex Titanium」はZ Flip8には搭載されていません。
そして、今回触ったのは完全に新品のデモ機です。まだ日常的に何度も開閉された端末ではないため、数カ月使ったあとに折り目がどう見えるのかについては、現時点では判断できません。
Z Flipが好きだからこそ、もっと大きな進化を期待していた
Photo: ADRIANO CONTRERAS / GIZMODO USもちろん、数世代前のZ Flipシリーズから買い替えるのであれば、Z Flip8はかなり大きな進化に感じられるはずです。
より高速なチップを搭載し、本体も薄く軽くなり、Flex Windowも使いやすくなりました。
ひとつひとつを見れば、着実に完成度は上がっています。ただ、Z Flip7からの進化として見ると、どうしてもかなり控えめに感じてしまいますね。
Photo: ADRIANO CONTRERAS / GIZMODO US私はZ Flipシリーズをかなり気に入っています。だからこそ、昨年のZ Fold7が劇的な薄型化を実現したのを見て、Z Flip8にも同じような大きな刷新を期待していたのです。
たとえば、開いた状態で6.1mmある本体を4mm前後まで薄くできていたら、見た目にも、実際に手にした感覚でも「新しくなった」とはっきり感じられたでしょう。
もちろん、実際の端末をじっくり使うまでは最終的な評価はできません。それでも正直なところ、ファーストインプレッションとしては「サムスンならZ Flip8をもっと大きく進化させられたのではないか」という感想が出てしまいます。
今回の控えめなアップデートを見ていると、Z Flipシリーズがこれで最後になるかもしれないという話も噂も現実味がありそう...なんて思ったりしてしまいます。
Galaxy Z Flip8は予約受付中で、8月7日に発売されます。