24歳女子・寺西飛香留が男子に勝った!?「今週の思い出です」 次戦は前澤杯

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目(11日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7069yd(パー71)◇曇り(観衆3006人)

通算8オーバーで決勝ラウンド進出の望みは絶たれたものの、「73」で回った第2ラウンドは成績よりもうれしい一打があった。寺西飛香留は452ydの後半8番、ドライバーで275yd飛ばしたというティショットで同組2人をアウトドライブ。女子初のレギュラーツアー予選通過はかなわなかったが、「1人の選手には3回(飛距離で)勝って。メッチャうれしかった。今週の思い出です」と笑顔を見せた。

アンダーパーを目指した第2ラウンドは、13番(パー3)でティショットを池に入れてボギーが先行。「でもボギーで収められて、きょうも17番でバーディが獲れた」。初日に唯一バーディを奪ったパー5をこの日も攻略し、前半インをパープレーで折り返した。

後半は2ボギーとアンダーパーで終えることはできなかったが、やり切った満足感はある。初日は硬いグリーンに苦戦して「手前からを意識しすぎて、なかなかパーオンが出来なかった」。しかしこの日は「雨もあってちょっと軟らかくなっていたから突っ込めた。大事なパーパットも沈めることができたので良かったです」と、1バーディ、3ボギーのラウンドは合格点に届いた。

ただ一つの心残りは、第2ラウンドで平均249.16ydに終わったドライビングディスタンス。「計測ホールがめちゃくちゃ(風が)アゲていたので、きょうは“飛んでいない”って思われている…」。第1ラウンドの253.58ydから落とし、フィールド下位に沈んだ数字が、ちょっとだけ悔しい。

2週後のシーズン第2戦「前澤杯 MAEZAWA CUP」(4月24~27日/千葉・MZ GOLF CLUB)にも推薦で出場する。本戦前に10日間のプロアマが組み込まれており、寺西は14日(月)からすでに4日間の参加が決まっているという。「ギャラリーの方に歓声も頂けてうれしかった。ちょっと休んで、また頑張りたいです」。次は記録としても、持ち前のパワーを見せつけられたら最高だ。(三重県桑名市/谷口愛純)

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