試合結果 JリーグYBCルヴァンカップ1回戦【宮崎 vs.名古屋】
【3/20(木・祝)ルヴァンカップ1回戦】
テゲバジャーロ宮崎ファミリーの皆様、こんばんは。
本日、JリーグYBCルヴァンカップが開幕し、テゲバはホームに前回王者の名古屋を迎え1回戦を戦いました。たくさんのお客様にいちごにご来場いただき、またLemino、SNS等で応援いただき、まことにありがとうございました。
結果は 0-3。0-0で延長戦にもつれ込む激闘となりましたが、名古屋に惜しくも敗れ、1回戦敗退となりました。試合は前半から名古屋がポゼッションを高め、主導権を握る展開に。しかし、宮崎も集中した守備を見せ、GKイ・チュンウォン選手を中心に粘り強く対応。数多くの決定機を凌ぎ、スコアレスで前半を折り返しました。後半に入ると、力安祥伍選手や奥村晃司選手らが途中出場し、徐々に攻撃のリズムをつかみ始めました。後半終盤にはいくつか決定機を作る場面もありましたが、得点には至らず。90分を戦い抜き、延長戦へと突入しました。延長前半、名古屋の途中出場、菊地選手に先制点を許し、試合の流れが相手に傾きます。続く延長後半には浅野選手に2ゴールを決められ、試合終了間際に突き放される結果となりました。
最後まで諦めず、粘り強い戦いを続けたことは大きな収穫です。3月23日(日)は明治安田J3リーグ第6節のアウェイ沼津戦、3月30日(日)は第7節、ホームのいちごで南九州ダービー鹿児島戦です。
引き続き応援をよろしくお願いいたします。
◆試合総括
まず、本当にたくさんのサポーターの皆様に来ていただき、このような雰囲気の中で試合ができたことを非常に嬉しく思っていますし、感謝しています。その中で、延長戦の末に敗戦という結果になってしまい、やはりまだまだ力が足りなかったと痛感しています。90分だけ見れば「よく戦った」と言える内容だったかもしれませんが、勝たなければ次には進めない試合でした。その点で、フィジカルやスピードなど、我々がさらに向上させなければならない部分を名古屋グランパスさんという強敵に示された試合だったと思います。
ただ、決して悲観する内容ではなく、非常に学びの多いゲームだったと感じています。この経験を次に活かし、リーグ戦に向けてさらに成長していけるよう、努力しなければいけません。
◆質疑応答
Q. 試合のゲームプランについて
我々はチャレンジャーとして恐れずに戦おうと臨みました。先に失点してしまうと難しくなるため、相手の強みを消しつつ、チャンスを伺うという戦い方でした。90分の内容としては惜しい部分もありましたが、もう一歩足りなかったと感じています。
Q. 守備の面での狙いは?
名古屋にはスピードのある選手が多く、それをうまく消さなければなりませんでした。我々はセンターバックの2人を中心にしっかりと守備をしてくれていたと思います。ただ、ボールを奪ってからの攻撃面では、もう一歩クオリティが足りなかったという印象です。もっと勇気を持って前に出ていく姿勢が必要だったと感じています。
Q. 選手たちの戦う姿勢について
臆することなく、勇気を持って戦ってくれたと思います。J1のチームを相手に、普段どおりのプレーを表現できたことは成長の証です。ただ、個々のフィジカルや技術面では、まだ名古屋さんとの差を埋める必要があると感じました。
Q. 初出場の選手や、普段出場機会の少ない選手の活躍について
長いリーグ戦を考えると、こうした試合での経験は非常に大きな意味を持ちます。普段なかなか出場機会がない選手も高いパフォーマンスを見せてくれましたし、リーグ戦に向けての良い準備ができたと感じています。
Q. 試合の入りが良かったが、その要因は?
リーグ戦では試合の入りが課題になっていました。今日は、早い時間帯で失点すると難しくなるため、集中して入ろうと意識していた結果、良い立ち上がりになったと思います。
Q. 攻撃面ではどう評価していますか?
延長戦に入ってからの失点は悔しいですが、攻撃の形自体は作れていたと思います。ただ、名古屋さんのGK(シュミット・ダニエル選手)のパフォーマンスが素晴らしく、J3レベルではなかなかいないような選手に阻まれた部分もありました。それでも、フィニッシュの精度をもっと高めていくことは課題です。
Q. 次のリーグ戦(沼津戦)に向けて
今日の悔しさをエネルギーに変えて、リーグ戦につなげたいと思います。プロである以上、勝たなければいけない試合でしたが、この経験を糧に次の試合にしっかりと準備していきたいです。
◆試合を振り返って
90分だけを見れば引き分けという評価もできるかもしれませんが、延長戦のあるレギュレーションを考えると、やはりJ1の名古屋さんの方が戦い方の質も上でした。ただ、評価できる点としては、引かずに堂々と宮崎らしいサッカーを見せられたことだと思います。しかし、結果だけを見れば本当に悔しい試合でした。
◆延長戦の3失点について
――延長での3失点、終わってみれば0-3の結果でしたが、どのように感じていますか? そうですね、やはり一つのミスで簡単に決められてしまう部分は、リーグ戦でも同じ課題だと思います。今週末の試合では絶対に同じミスを繰り返してはいけませんし、また天皇杯などで上のカテゴリーのチームと戦う機会があれば、その時にはリベンジしたいという気持ちが強いです。
◆攻撃面の評価
――90分間での攻撃の良かった点を挙げるとすれば? クロスを入れる回数は多かったと思いますが、単発の攻撃が多かった印象です。また、ゴールを狙う意識が少し足りなかったかなと。遠目からでも強引にシュートを打つことで、相手のラインを下げさせたり、相手を脅かすようなプレーが必要だったと思います。
◆守備の安定について
――リーグ戦では序盤の失点が課題でしたが、今日は90分間無失点でした。その点についてはどう感じていますか? そうですね、J1相手に90分間無失点で戦えたことは、今後の試合につながると思います。ディフェンスラインだけでなく、チーム全体としての守備の安定感も増してきたと感じますし、これは自信につながる部分だと思います。
◆チームの手応え
――試合後、チーム全体として「まだまだリーグ戦でやれる」という手応えは感じていますか? はい、押し込む時間帯もあり、自分たちの良さをしっかり出せたと思います。これを継続しながら、どこで無理をするべきか、どこで慎重にプレーするべきかの判断をもっと磨いていく必要があります。ミスが重なって中央を突破される場面がありましたが、そこはプレーの質や判断の部分を改善していきたいですね。
◆ J1チームとの決定的な差について
僕たちはボールを奪った後、1本目、2本目のパスで相手のプレスを外せる場面でもミスをしてしまい、チャンスを逃すことが多かったです。また、プレッシャーを受けた際にキーパーまで下げてロングボールを蹴る選択肢しかなくなるシーンもありました。そうではなく、もっと勇気を持って自信を持って前の選手にボールをつけていくことが重要だと思いますし、相手を押し込んでいく意識が必要だと感じました。
◆いちごの雰囲気について
――今日はいちごがほぼ満員でした。その中での試合はいかがでしたか? 久しぶりにこれだけの観客の中でプレーできましたし、宮崎のサポーターの皆さんにとっても、このような雰囲気で試合を観る機会は久々だったと思います。選手としては、こういった環境でプレーできることが本当に嬉しかったですね。
◆ファンサポーターへ向けて一言
リーグ戦では勝ち点をしっかり積み重ね、勝利を届けられるように頑張りますので、引き続き熱い応援をよろしくお願いします!