話題株ピックアップ【昼刊】:ハイデ日高、三菱重、日本空港ビル
■三菱重工業 <7011> 2,239円 +152 円 (+7.3%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
三菱重工業<7011>が大幅高。IHI<7013>や川崎重工業<7012>など重工大手株がそろって上昇している。トランプ米大統領就任後、AIインフラの巨額投資計画が公表されたことを受け、株式市場の関心が半導体やデータセンター関連株にシフトした。一方で、米国時間21日に行われた日米外相会談では同盟関係の強化の重要性が確認され、防衛力についても強化を継続する方針を日本側から伝えたと報じられている。トランプ新政権下において、同盟国に軍事費の負担を求める潮流には変わりがないとの見方から、循環物色の一環として、相対的に出遅れ感が強まっていた防衛関連株に資金が向かったようだ。■日本空港ビルデング <9706> 5,170円 +345 円 (+7.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
日本空港ビルデング<9706>が大幅続伸となっている。同社は22日取引終了後、東京国際空港(羽田)の国内線旅客取扱施設利用料を4月1日から値上げすると発表。これが材料視されているようだ。大人(12歳以上)は現行の370円から450円に、子ども(3歳以上12歳未満)は180円から220円にそれぞれ変更。施設に係る固定的費用や運用経費などの変動的費用の増加が主な理由だとしている。■ソフトバンクグループ <9984> 10,840円 +610 円 (+6.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
ソフトバンクグループ<9984>が寄り付きカイ気配スタートとなる人気で続伸。前日に売買代金急増のなか1000円近い上昇を演じフシ目の1万円大台を回復したが、目先筋の利食いをこなしきょうも上値指向を継続している。トランプ米大統領が米国での人工知能(AI)開発にむけたビッグプロジェクトを発表しており、ソフトバンクGは米オープンAIや米オラクル<ORCL>などと共同出資会社を立ち上げ、5000億ドルのインフラ投資に動き出す計画にある。前日の米国株市場ではソフトバンクG傘下の半導体設計アーム<ARM>が約16%高と急騰をみせ6連騰を記録、昨年7月以来の高値圏に急浮上しており、これに伴う株式含み益拡大も株価の刺激材料となっている。■サンリオ <8136> 5,465円 +264 円 (+5.1%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
サンリオ<8136>が大幅続伸。SMBC日興証券が22日付で投資評価を「2」から「1」へ、目標株価を4000円から6200円へ引き上げたことが買い材料視されている。同証券によると、構造改革後の再成長が想定以上と指摘。「ハローキティ」50周年の反動減への過度な懸念は不要とみている。有力IPの周年イベントが潤沢なことや各種有力コンテンツが複数控えていることを背景に、26年3月期以降も2桁営業増益が期待できると予想している。■MIXI <2121> 3,080円 +142 円 (+4.8%) 11:30現在 東証プライム 上昇率8位
MIXI<2121>が大幅続伸となっている。22日、京浜急行電鉄<9006>と京急線全駅における子どもの駅改札通過通知サービスを搭載した「みてねみまもりGPSトーク(京急線対応モデル)」の予約販売を同日から開始すると発表。これが材料視されているようだ。駅改札通過通知サービスは、京急線駅改札の通過を知らせる子ども用見守りサービス。京急線対応モデルの「みてねみまもりGPSトーク」を持った子どもが改札を通過すると、保護者のスマートフォンに通知が届くという。なお、通知サービスは3月17日からの開始を予定している。■インフォマート <2492> 310円 +12 円 (+4.0%) 11:30現在
インフォマート<2492>は4日続伸。22日取引終了後、24年12月期連結業績予想について営業利益を10億円から11億9700万円(前の期比44.2%増)へ上方修正すると発表。あわせて今25年12月期の好調な見通しを発表しており、これらが好感されている。24年12月期の売上高については160億8600万円から156億2600万円(同16.9%増)へ下方修正した。インボイス制度の特需が予想以上に落ち着いた影響で売上高は従来予想を下回るが、利益面では売上原価や販管費が一部未発生となったことが寄与する。25年12月期の売上高は194億9100万(前期比24.7%増)、営業利益は23億円(同92.1%増)の見通し。新規利用企業数の増加や料金改定の効果などを見込む。■王子ホールディングス <3861> 630.1円 +21 円 (+3.5%) 11:30現在
王子ホールディングス<3861>がカイ気配スタート。アクティビストとして知られる村上世彰氏の長女の野村絢氏らが、王子HDの株式について、新たに5%を超えて保有していることが、22日の取引終了後に明らかになり、思惑視されたようだ。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京都渋谷区)が同日に関東財務局に提出した大量保有報告書によると、野村氏らの共同保有割合は5.14%となった。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。報告義務発生日は15日。■任天堂 <7974> 9,654円 +250 円 (+2.7%) 11:30現在
任天堂<7974>が3連騰と気を吐き、一時371円高の9775円まで買われ今月16日につけた上場来高値9732円を更新した。その後は目先筋の利益確定売りで上げ幅を縮小しているものの9500円台で売り物をこなしている。16日にニンテンドースイッチの後継機である「ニンテンドースイッチ2」を発表したが、年内の発売が予想されるなか業績への貢献が期待されている。東洋証券では1月21日付で同社の投資判断を「ストロング バイ」に引き上げ、目標株価も1万2300円に上方修正しており、これが株価刺激材料となったもようだ。同証券では、スイッチ2の販売台数予想を7月上旬の発売を前提に暫定的に1400万台から1600万台に引き上げている。これに伴い、26年3月期の営業利益を従来見込んでいた4650億円から4800億円に増額している。■住友電気工業 <5802> 2,975.5円 +67.5 円 (+2.3%) 11:30現在
住友電気工業<5802>が4日続伸した。22日の取引終了後、日本経済新聞電子版が「住友電気工業は通信機器用の光デバイスを増産する」と報じた。トランプ米大統領により巨額のAIインフラ投資計画が打ち出され、データセンター向けの光関連部品の需要が高まるとの見方から電線株に思惑的な資金が流入するなか、住友電に対しては、増産による中期的な収益押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。報道によると、国内2拠点に計約140億円を投じて生産能力を3割増強し、将来的には2倍に引き上げる方針としている。■RSテクノ <3445> 3,115円 +40 円 (+1.3%) 11:30現在
RS Technologies<3445>が4日続伸となっている。22日の取引終了後、中国上海市にバナジウムレドックスフローバッテリー(VRFB)用電解液の開発、製造、販売業務を展開する孫会社を設立すると発表しており、これが好感されているようだ。同社は23年12月にM&Aで再生可能エネルギー事業に参入し、連結子会社LEシステムにてバナジウムを用いた定置式蓄電池用電解液「VRFB用電解液」の研究開発及び製造販売を行っている。今回、既にレドックスフロー電池の活況な市場がある中国にVRFB用電解液関連を中心としたエネルギーに関する事業統括会社を設立し、中国の需要取り込みを図る。■フェローテク <6890> 2,710円 -23 円 (-0.8%) 11:30現在
フェローテックホールディングス<6890>は軟調。22日取引終了後、半導体製造用部材(石英坩堝、シリコンパーツ)を製造する中国子会社の深セン証券取引所への上場申請を取り下げると発表した。中国子会社の業績回復を果たし、適切な時期に株式上場申請の再開を含め、企業価値向上につながる最適な資本政策を多面的に検討していくという。これがネガティブ視されているようだ。■くら寿司 <2695> 2,694円 -6 円 (-0.2%) 11:30現在
くら寿司<2695>が反落している。同社が22日に発表した24年12月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.1%減と3カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。アニメ「マッシュル-MASHLE-」と初めてコラボキャンペーンを展開したことや、「新物うにといくら」「極上かに」などのフェアを行ったものの、客数が同3.4%減と振るわなかった。なお、全店売上高は同0.2%増だった。■ギグワークス <2375> 316円 +58 円 (+22.5%) 11:30現在
ギグワークス<2375>が続急騰。加速度的に株価を切り上げ、一時27%を超える上昇で328円まで駆け上がる場面があった。株価が低位に位置することで、値ごろ感も手伝って個人投資家などの短期筋の攻勢を誘発している。同社はIT技術者の派遣やシステム開発などを手掛けるが、世界的に生成AI市場が急成長をみせるなか、生成AIを活用したビジネス分野に踏み込んでいる。また、仮想通貨関連の一角としても存在感を示す。トランプ米大統領がビットコインなど仮想通貨を政策的に後押しする姿勢を明確に打ち出すなか、ビットコイン価格は昨年1年間で2倍以上となり、10万ドル大台に乗せ話題となった。米国株市場では仮想通貨関連株への物色意欲が旺盛で、東京市場にもその流れが波及している。ギグワークスはクシム<2345>の子会社と共同開発する「SNPIT」の独自トークンが昨年12月初旬から国内暗号資産取引所で取引開始となっており、25年10月期に収益への計上が期待されている。■STG <5858> 3,095円 +504 円 (+19.5%) ストップ高買い気配 11:30現在
STG<5858>がカイ気配。自動車向けやカメラなど精密機器向けを中心にマグネシウム・アルミ部品鋳造を手掛けている。売上高の7割以上を海外で占める外需型企業だが、海外子会社の受注が好調で収益は会社側の想定を上回り好調に推移している。22日取引終了後、同社は25年3月期業績予想の修正を発表した。営業利益は従来予想の3億7800万円から4億7000万円(前期比58%増)に増額したほか、年間配当も従来計画の30円に5円上乗せし35円(前期実績は25円)とすることも併せて発表しており、これをポジティブ材料視する買いを呼び込んでいる。 ●ストップ高銘柄インスペック <6656> 787円 +100 円 (+14.6%) ストップ高 11:30現在
など、2銘柄 ●ストップ安銘柄 なし 株探ニュース