ディーン・フジオカ「ちょっとだけエスパー」で大泉洋の仲間に、花を咲かせる能力あり(コメントあり)

2025年9月9日 7:00 23 映画ナタリー編集部

大泉洋が主演を務め、野木亜紀子が脚本を手がけるドラマ「ちょっとだけエスパー」にディーン・フジオカが出演する。彼が演じるのは、主人公の仲間である“花咲か系エスパー”な桜介(おうすけ)。フジオカは2024年の映画「ラストマイル」の公開後に受けたオファーを回想し、「野木さんの脚本でまたお芝居ができるんだと、すごくワクワクしました」と振り返った。

同作は、会社をクビになり、家族も貯金も何もかも失ってどん底に落ちた男・文太を主人公とするSFラブロマンス。とある会社の最終面接に合格した彼は「ちょっとだけエスパーになって、世界を救ってもらいます」と社長から伝えられたうえに“人を愛してはいけない”というルールを課せられ、見知らぬ女性・四季といきなり夫婦生活を始めることになる。大泉が文太を演じ、宮﨑あおいがミステリアスな四季に扮する。

花屋としての顔も持つ桜介の能力は“花を咲かせる”ことで、つぼみの状態でも桜介がなで回すことによって花開いていく。さらに腕っぷしが強く、少々おバカでもあるキャラクター。フジオカは「『とりあえず花、咲かせとく?』という桜介の能力を最初に知ったときは、景気がいいなと思いました(笑)」と振り返り「花ってキレイじゃないですか。でもそれだけではなく、花束を人に贈るとか、花言葉というものが存在したり…象徴的で詩的な意味合いももっているんですよね。桜介はそんなポエトリーな花というものの命をちょっとだけ操る役柄でもある。すごく風流だなと思いました」と語る。

さらにフジオカは、プロデューサーから「鍛えて、日焼けしてこい」と指示を受けたことを明かし、「とりあえず日焼けサロンの会員になりました。“平成ギャルコース”というプランに通っています(笑)昭和と令和をつなぐ“平成ギャル男・桜介”を目指しています(笑)」と意気込んだ。

「ちょっとだけエスパー」は、テレビ朝日系で10月21日にスタートし、毎週火曜21時よりオンエア。「アンナチュラル」の村尾嘉昭、「人事の人見」の山内大典が演出を担う。

「ちょっとだけエスパー」番組情報

放送局・放送日時

テレビ朝日系 2025年10月21日(火)スタート 毎週火曜 21:00~21:54

配信

毎週の地上波放送終了後にTELASA(テラサ)で配信

スタッフ・キャスト

脚本:野木亜紀子エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子プロデューサー:貴島彩理 / 山形亮介 / 和田昂士演出:村尾嘉昭 / 山内大典音楽:髙見優

出演:大泉洋 / 宮﨑あおい / ディーン・フジオカ ほか

ディーン・フジオカ コメント

出演オファーを受けたときの気持ちや、脚本を読んだ感想

お話をいただいたのは確か1年前…ちょうど映画「ラストマイル」が公開された後くらいだったと思います。だから野木さんの脚本でまたお芝居ができるんだと、すごくワクワクしました。最初に脚本を読ませていただいたとき、すごく景色が浮かんでくるし、まるで小説を読んでいるみたいだなと思いました。とにかく次が楽しみで、読み応えがあるんです。自分が桜介というキャラクターを演じるという目線以前に、「ちょっとだけエスパー」の世界に引き込まれました。

みんな日常を生きていく中で仕事をしているじゃないですか。自分がやりたいことじゃないと続かないし、「ありがとう」って言ってもらえるから頑張れる部分もあると思うんです。仕事って人生においてすごく絶妙なバランスで存在するものだと思うんですが、この作品では、そんな仕事として“ヒーロー”をやる…その落とし込み方がすごく絶妙だなと思って、楽しく読ませていただきました。

桜介というキャラクターの印象や、“なで回して花を咲かせる”という能力について

桜介は軽口をたたきまくるキャラクターです。でもアホなことをたくさん言いながらも、大事なことは背中で語る、その姿勢で生き様まで見せる…そのバランスが魅力的なんです。「とりあえず花、咲かせとく?」という桜介の能力を最初に知ったときは、景気がいいなと思いました(笑)。花ってキレイじゃないですか。でもそれだけではなく、花束を人に贈るとか、花言葉というものが存在したり…象徴的で詩的な意味合いももっているんですよね。桜介はそんなポエトリーな花というものの命をちょっとだけ操る役柄でもある。すごく風流だなと思いました。

役作りのためにしていること

プロデューサーから「とりあえず鍛えてこいと、そして日焼けしてこい」と指示を受けたので、とりあえず日焼けサロンの会員になりました。“平成ギャルコース”というプランに通っています(笑)昭和と令和をつなぐ“平成ギャル男・桜介”を目指しています(笑)。

撮影現場の雰囲気について

もうとんでもないですよ! 日々、撮影現場は爆笑の渦です。大泉さんを筆頭に、全然違うタイプの魅力的なキャストがそろっているなと実感しています。みんな本当に面白いんですよ。先日、泊まりのロケがあったんですが、みんなで食事しながらたくさんお話したんです。お酒も入ってしょうもない話で盛り上がりました。僕は大泉さんをリスペクトしているので「三代目 洋SOUL BROTHERSを襲名させてほしい」とお願いしたら、二代目は誰なんだという話になりました(笑)

自身にとってヒーローと言える存在について

ヒーローといえばリーダーシップが必要だと思うんですが、それだけじゃないとも思うんです。弱さに気づける視点を持っていたり、“強く、優しい人”がヒーローなのかなと思います。そういえば自分が生まれた福島県須賀川市は、ジャパニーズ・ヒーロー代表・ウルトラマンの生みの親・円谷英二さんの町でもあります。地球の平和を守って、3分で帰っていくという、ある意味“ちょっとだけヒーロー”だなとも思います。

実際にエスパーになれるとしたら、どんな能力が欲しいか

“時間を操る”力にはすごく興味があります。動画を見るときに、2倍速だと何を言っているかわからないから1.5倍速にする、というスピード感に慣れてしまっている人たちに合わせて、ドラマのセリフ回しも「0.8倍速でお願いします」とか(笑)。時間を巻き戻してみたいし、早送りもしてみたい。スローモーションにしたら、やたらとドラマチックに見えるミュージックビデオみたいに感じられるのかな…とか、時を操れたら、いろんな楽しみ方ができそうですよね。

視聴者へのメッセージ

10月21日から始まります「ちょっとだけエスパー」毎日朝から晩まで頑張っています。チームみんなの熱意と創意工夫の込められたこの作品を通して、皆さんにとって人生のちょっとした息抜きになったり、新しいことを始めようという“気づき”をもっていただけたら…。“もしちょっとだけエスパーになれたらどんな能力が欲しいかな?”と自分に問いかけながらこの作品を見ていただき、あなただけの色の花を咲かせてください。みんなで「ちょっとだけエスパー」を盛り上げていきましょう! 乞うご期待!

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