トランプ、着ていたスーツのブランドにSNSで衝撃走る「なぜ米国製ではない?」「景気後退の兆候では」

アメリカ・ネブラスカ州で10月5日に開かれた選挙集会でトランプ大統領が着用していたスーツのブランドが、話題になっている。

トランプ氏はこの集会で紺色のスーツを着用。演説をした際に、ジャケットの内側をちらりと見せた。この時に注目されたのが、スーツについていた「Jos. A. Bank(ジョス・A・バンク)」のタグだ。

ジョス・A・バンクは、男性用スーツを作るアメリカの老舗衣料品メーカーだが、トランプ氏がこのブランドを選んだことに対し、「大統領が量販店で既製品のスーツを買うというのは、景気後退の兆候だ」など、SNSでは驚きの声が上がっている。

また男性ファッションライターのデレック・ガイ氏は「興味深い」とコメント。

「Jos. A. Bankのスーツはすべて、中国やバングラデシュなど海外で生産されている」「なぜトランプ氏は、アメリカ製のスーツではなく、安い輸入品を選んだのだろうか」と書き込んでいる。

トランプ氏がアメリカ製ではないスーツを着ていることにガイ氏が疑問を呈した理由は、2017年の大統領就任演説での主張と矛盾するからだ。

トランプ氏はこの時の演説で「他国が我々の製品を作り、企業を奪い、雇用を破壊することから、国を守らなければならない。保護主義は大きな繁栄と強さにつながる」と述べている。

Jos. A. Bankは、紳士向けのテーラードウエアを提供するブランドで、最も高価なスーツは630~680ドル(約10万円前後)で販売されている。

同ブランドは2014年にメンズウェアハウスに買収された。現在両社は、親会社であるテイラード・ブランズの傘下で事業を展開している。

テイラード・ブランズは「米国最大のオーダーメイド服工場」を名乗っており、Jos. A. Bankの兄弟ブランド「ジョセフアブード」の製品はここで生産されている。

しかし証券取引委員会に7月10日に提出された書類によると、テイラード・ブランズは主にアジアに拠点を置くグローバルサプライヤーを築き、ベトナム、インドネシア、バングラデシュ、中国のサプライヤーと取引している(同社は、中国からの調達を2024年に20%、2025年に11%削減したとも説明している)。

トランプ氏は2004年に、「ドナルド・J・トランプ シグネチャーコレクション」という自身の紳士服ブランドを立ち上げ、主にメイシーズでスーツやドレスシャツ、ネクタイなどを販売していた。

しかしバズフィードニュースの2016年の報道によると、同ブランドの商品の一部はAmazonで「アメリカ製」と表示されていたものの、実際の製品ラベルには「インドネシア製」と記されていた。

トランプ氏は以前、高級イタリアブランド「ブリオーニ」のスーツしか着ないと話していたこともある。

この主張について、トランプ氏の著書『Trump: Think Like a Billionaire(億万長者のように考えろ)』のゴーストライターを務めたメレディス・マカイヴァー氏は、「テレビ番組『アプレンティス』のために、ブリオーニが服を提供してくれているとトランプ氏が自慢していた」と2016年のGQの取材で語っている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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