羽生結弦さん衣装を手がける 伊藤聡美さん「純粋に楽しんで」
プロスケーター羽生結弦さんの写真集「Couture on Ice(クチュール・オン・アイス) 羽生結弦×伊藤聡美 写真集」(トゥーヴァージンズ、撮影・矢口亨)の出版を記念した衣装&写真展が、東京都港区の東京タワーフットタウン3階「TOWER GALLERY」で30日まで開かれている。
長年、羽生さんの衣装を手がけてきたデザイナー伊藤聡美さんがこのほど取材に応じた。
今回の衣装へのこだわりなどについて語った伊藤さんのコメントは次の通り。(取材は8月17日に実施)。【倉沢仁志】
「勝てる衣装とは……」
――今回の衣装の製作過程を教えてください。
◆普段の競技とかアイスショーだと、当然ご本人の「こういうデザインが良い」という意向があるので、それをまず聞いてからデザインを残しますが、今回は、私の好きなようにやってよいと羽生さんもおっしゃってくれて。そういった中で、今まで着てないようなデザインや、アイスショーとか競技だと使えない素材を今回はメインでやろうと。そういうところからデザインを考えました。
――競技やショーでは着ないような、というと普段よりも重さがあったりするものなのでしょうか。
◆「Energy(エナジー)」の衣装はパンツに5センチぐらいのプリーツ(折り目)を加工でかけているんですけど、やはりすごくずっしりしたものでもあります。
「Sakura(サクラ)」の衣装は、重みはないのですが全部伸びない素材で作っているので、競技とかアイスショーだったら絶対ありえないよね、という(衣装)。その代わり、(生地は)すごく薄くて、シルクやオーガンジーとか何枚も重ねて、動いた時に風になびく、そういったものになっています。
――デザインするにあたって、自分の中で苦労したものや時間がかかったものは。
◆普段、競技やアイスショーをはじめ、クライアントワークになると、どうしても期待に応えないといけないっていうのがあります。
競技、アイスショーだと、羽生選手に…
1日あたり約35円!月額1,078円(税込)で読み放題