角田裕毅スプリント予選で5番手! ついにフェルスタッペンを上回ったが、最重要任務は援護「残りのセッションは、チームとマックスにとってすごく重要です」

 レッドブルの角田裕毅は、F1カタールGPのスプリント予選で5番手。チームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回る結果を残した。先週までは歯車が噛み合わないグランプリが続いてきたが、今回のグランプリの初日は実にスムーズであり、それがスプリント予選の好結果に繋がった。 【リザルト】F1カタールGPスプリント予選SQ3順位結果  メキシコ、サンパウロ、そして先週のラスベガスと、3戦連続でチームのミスに足を引っ張られる格好で入賞を逃してきた角田。しかしカタールGPの初日は一転、実に好調な走りを見せた。これまでになく、全てがうまく噛み合っているように見えた。  フリー走行1回目は13番手だったものの、その後に行なわれたスプリント予選では、SQ1で9番手、SQ2で5番手となり、SQ3へと駒を進めた。  そしてそのSQ3では、マクラーレン勢の2台、メルセデスのジョージ・ラッセル、そしてアストンマーティンのフェルナンド・アロンソに先行されたものの、角田はそれに次ぐ5番手。一方でチームメイトのフェルスタッペンはマシンの挙動に不満を訴え、苦戦を強いられ、6番手となった。ふたりの差は0.009秒という実に小さいモノだった。 「今のところ、僕にとってはクリーンでスムーズな週末になっていると思います」  角田はそう語った。 「FP1では大きなトラブルもなく、スプリント予選に向けて自信を深めることができました。ここまで順調に進んでいるのは良いことです」  角田はグランプリ前の段階で、タイトル獲得を目指すフェルスタッペンのサポート役を買って出ていた。そして実際、フェルスタッペンをサポートできる位置につけたと言える。 「全てをまとめ上げなければいけません。残り3セッションは、チームとマックスにとって、ものすごく重要です。2台のクルーは、いずれもすごく集中していますし、全員が最大限の力を発揮しています」 「マシンには満足していますが、明日さらに1/10秒を縮めるために、やるべき仕事がいくつかあります。でも、ワクワクしています」  とはいえ、レッドブルにとっては両手を挙げて喜ぶような状況ではない。フェルスタッペンにとってのタイトル争いにおける最大のライバルであるマクラーレン勢のオスカー・ピアストリが首位、ランド・ノリスが3番手となったからだ。フェルスタッペンとしては、是が非でもこのマクラーレンのふたりを上回り、ランキング上の差を縮めておきたいところだ。  プリンシパル・戦略エンジニアのハンナ・シュミッツは、このスプリント予選の結果は「期待通りにいかなかった」と語る。 「スプリント予選は残念ながら期待通りにはいきませんでした。これは、週末の残りのセッションに向けて、学ぶべき点です」  そうシュミッツは言う。 「しかしポジティブなスプリントを戦えるはずだと思っています。そして明日も予選があるので、そこでリベンジしたいです」 「FP1は我々にとって、有益なフリー走行でした。燃料を多く積んだ状態で良い走りができたので、スプリントと日曜日の決勝に向けて良い結果が出ました」  今季残りは3レース(うち1戦はスプリント)。フェルスタッペンにとってはもちろん、角田にとっても超重要なレースが続く。まずは好位置からスタートするスプリントでどんな走りを見せ、どんな形でフェルスタッペンをサポートするのか? 注目される。

田中 健一

motorsport.com 日本版
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