安田祐香がツアー2勝目 河本結、中村心とのプレーオフを制す
◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日(13日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6585yd(パー72)◇雨(観衆2623人)
安田祐香が昨年9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」に続くツアー2勝目を挙げた。首位と1打差2位で出た最終日は2バーディ、1ボギーの「71」で通算9アンダーとし、ルーキーの中村心、河本結とのプレーオフへ。18番の繰り返しで行われた4ホール目に決着をつけた。
安田は雨脚が強まる状況でのプレーオフで、4ホール目をパーとして勝利を手に。優勝スピーチでは「今日はすごい大雨の中でのラウンドでしたけど、初優勝とは違った強い気持ちで戦えました」とコメント。「プレーオフまでたくさんのギャラリーの方に残っていただき、すごい力になりましたし、結果優勝できてすごくうれしいです」と続け、冷たい雨が降るコンディションで最後まで見守った観衆に感謝した。
中村はプレーオフ1ホール目でただ一人ボギーを喫して最初に脱落し、2024年度プロテスト合格者で一番乗りでの優勝はならなかった。河本は4ホール目、左バンカーからの2打目でグリーンを外すなどボギーとした。
単独首位から出たルーキーの入谷響は「73」とスコアを落とし、岩井千怜、蛭田みな美と並ぶ通算8アンダーの2位に終わった。
通算7アンダーの7位にペ・ソンウ(韓国)、昨年大会を1打差2位で惜敗した佐久間朱莉が続いた。
開幕戦から4試合連続トップ10の菅楓華は通算1アンダー26位。前年覇者の阿部未悠は通算2オーバー42位だった。
<上位成績> 1/-9/安田祐香(プレーオフ) 2T/-9/中村心、河本結 4T/-8/入谷響、岩井千怜、蛭田みな美 7T/-7/佐久間朱莉、ペ・ソンウ 9T/-6/佐藤心結、金澤志奈