「存続の危機」キャンセル相次ぎ旅行会社は悲鳴 中国渡航自粛要請からまもなく1か月 観光地は「それほど影響ない」「日本人が増えた」不安を口にする留学生も
中国外務省は10日、「日本では最近地震が相次いでいる」として渡航を控えるよう再び呼びかけました。 【写真で見る】中国渡航自粛要請からまもなく1か月 観光地は 不安を口にする留学生も 高市総理の「台湾有事」発言を受け、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけてからまもなく1か月です。 福岡の観光地に変化は見られるのでしょうか。 旅行会社はキャンセルが相次ぎ、「存続の危機」と話します。 ■以前賑わう観光地中国人観光客は・・・ 福岡県有数の観光地、太宰府天満宮です。 10日、参道を訪れると多くの観光客の姿が。 ひと月ほど前に取材した時と賑わいはそれほど変わっていないようにも見えます。 中国から訪れたという観光客に話を聞くことが出来ました。 Q日本に何をしにきましたか 上海から訪れた人 「観光です」 一方、渡航自粛要請について質問をすると… 上海から訪れた人 「この件に関して我々はコメントできません」「私たちはただの観光客です」 Q今の日本と中国の関係についてどうお考えですか? 上海から訪れた人 「この質問に関しては結構です」 こちらは香港から福岡を訪れた人。 Q日本と中国の現在の関係についてどう思いますか 香港から訪れた人 「よく分かりません」 しかし、話が聞けたのはこの2組だけ。 中国人観光客とみられる人に2時間ほど声をかけ続けましたが、どこから来たのかと尋ねると立ち去ってしまう人も複数いました。 RKB 浅上旺太郎 記者 「台湾の方や香港の方、韓国やタイの方が多い印象です」 ■周辺の店舗は”中国人の減少を日本人が補う”現象も 中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけてからまもなく1か月。 参道の店に変化はあったのでしょうか? 梅ヶ枝餅店 甘木屋 高田由美子さん 「(変化は)思ったほど感じないんですよね。4〜50人の会社の慰安旅行みたいな感じのドーンってした感じの人はいなくなった感じはします。個人旅行は相変わらず来ているような気がするんですよね」 天然石を扱う店では、中国人観光客の減少による売り上げの低下が、日本人観光客によって補われているといいます。