日米関税交渉、19日から各省担当が米で事務レベル協議=赤沢再生相
赤沢亮正経済再生相は20日の閣議後会見で、日米関税交渉について、米国時間19日から首都ワシントンで各省代表などによる事務レベル協議が行われていると明らかにした。写真は4月、都内の羽田空港で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 20日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生は20日の閣議後会見で、日米関税交渉について、米国時間19日から首都ワシントンで各省代表などによる事務レベル協議が行われていると明らかにした。
閣僚級協議の日程は引き続き調整中とした。ベセント財務長官ら米担当閣僚が多忙なため「毎回、調整に苦労している」という。自動車や部品、鉄鋼・アルミへの関税撤廃を求める姿勢に変化はないと述べ、関税引き下げにも応じる可能性があるとの一部報道を否定した。
報道各社による世論調査で、日米協議の成果に期待しないとの回答が多かったことについての質問にはコメントを控えた。読売新聞が16─18日に実施した調査によると、関税措置などを巡る日米交渉に「期待できる」は19%にとどまり、「期待できない」は72%だった。
米ムーディーズによる米国債格下げ もっと見る に対しては直接コメントはせず、「世界・日本経済への影響を注視する」と述べた。
石破茂首相が19日の参院予算委員会集中審議で、減税する場合の財源としての国債発行に慎重姿勢を示した もっと見る ことに関連しては、「日本の債務残高対GDP比は厳しいとの認識は首相と同じ」と語った。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab