【解説】ナフサ政府説明に「納得せず」6割超 政府関係者「カルビーの初期対応で『強権的』と批判されたのが痛い」【 #みんなのギモン 】

NNNと読売新聞が5月行った世論調査で、石油製品「ナフサ」をめぐる政府の説明に「納得できない」と答えた人が6割を超えました。

NNNと読売新聞が5月行った世論調査で、高市内閣の支持率は、先月の調査から2ポイント下がって64パーセントでした。「支持しない」と答えた人は27パーセントでした。支持する理由では、「指導力がある」「政策に期待できる」という回答も多かったものの、「他によい人がいない」が最も多い結果でした。

一方、支持しない理由で最も多かったのは「自民党中心の政権だから」で29%でした。次いで「首相が信頼できない」「政策に期待できない」がそれぞれ27%で、「政策に期待できない」は先月よりも8ポイント上昇しています。

影響が広がっている石油製品「ナフサ」の問題について、政府が国内での供給に問題はないと説明していることに対し、「納得できない」が64パーセントと、「納得できる」を大きく上回りました。政府は、中東以外からのナフサの輸入が増えていることなどから国内での供給に問題はなく、年内に必要な量は確保されていると説明しています。問題なのは供給不安などによって流通経路に目詰まりが起きていることだとしています。しかし、国会議員への取材からは、政府の説明と現場での不足感に乖離が生じていることがうかがえます。自民党議員の一人「地元で話を聞くと政府がいう『諸々確保できている』は全く実感がない。ほうれん草を詰める袋や、和菓子を巻くフィルムがなく、1、2か月で窮地に陥る」

一方で与党内からは、「政府が『足りない』と言えばパニックになる。影響も考えて発信している」という指摘も出ています。

政府は目詰まり解消に向けて企業などから情報収集を行っていますが、対応が及び腰になるような出来事もありました。菓子メーカーのカルビーの一部商品は、今週の出荷分から順次、白黒のパッケージになります。この対応をめぐり、農林水産省は実態を把握するためカルビー側に説明を求めました。これに対しSNSなどでは、「政府の圧力だ」「企業努力に政府が口出すことではない」などと批判が相次ぎました。政府関係者からは「カルビーの初期対応で『強権的』と批判されたのが痛い」といった声があがっています。

政府関係者は、ナフサ対応の難しさを2つの理由で説明しています。1つは、石油関連製品は多岐にわたるため、各所がほしい形で手に入りにくいこと。もう1つは、原料となる原油の在庫が世界的に足りなくなるおそれがあり手配が難しいことです。こうした中で、政府内からは「目詰まりの解消は長丁場になることがあり得る」という声も挙がっています。

関連記事: