Windows11とWindows7、ゲーム性能の高いOSはどっち?予想外の結果
Windows11とWindows7、ゲーム性能の高いOSはどちらでしょうか。海外メディアのTom’s Hardwareにより、Windows11 vs. Windows7のゲームパフォーマンス対決が行われました。
最初に: PCのハードウェア構成
最初にPCのハードウェア構成ですが、Windows11 (25H2)もWindows7もCPUがRyzen 7 9800X3D、グラボがRadeon RX 6950 XTです。グラボのドライバはAMD Software: Adrenalin Edition 22.6.1です。
できるだけ公平なリザルトを得るために、Windows11は仮想化ベースのセキュリティ(Virtualization-based Security / VBS)、HVCI (Hypervisor-protected code integrity)を無効にしています。(Windows7にはこれらのセキュリティ機能はありません)
Windows7用Ryzen Chipset Driverはないため、Windows7にチップセットドライバはなし(未インストール)です。Windows11ではチップセットドライバなし&Resizable BAR無効と、チップセットドライバあり&Resizable BAR有効の2つのベンチマーク結果を測定しています。
なお、Windows7はResizable BARに対応していません。
Windows11 vs. Windows7ゲームベンチマーク対決
それではさっそくゲームベンチマーク結果を見てみましょう。
Control
『Control』の1080p解像度において、Windows7は1% Lowが102 fps、平均147 fpsでした。一方、Windows11ではチップセットドライバなし&Resizable BAR無効でも1% Low 126 fps、平均162 fpsと、Windows7よりも良好なパフォーマンスを見せています。
Tom’s Hardwareによると『Control』はGPUボトルネック(GPUの使用率が高く、GPU性能が足りていない状態)になっていたとのこと。GPUボトルネックの場合はWindows11の方が良好なパフォーマンスを得られるとのことです。
次に『バットマン:アーカム・ナイト』の1080p解像度のベンチマーク結果がこちら。
バットマン:アーカム・ナイト
Windows7は1% Low 247 fps、平均397 fps。Windows11はチップセットドライバあり&Resizable BAR有効にしても1% Low 219 fps、平均378 fpsと、Windows7に軍配が上がりました。
Tom’s Hardwareによると、『バットマン:アーカム・ナイト』の1080p解像度ではCPUボトルネック(CPU性能が足りておらず(あるいはゲーム側がCPUの最適化が下手で)、GPUを100%使い切れていない状態)になっていたとのこと。そして、CPUボトルネック状態だと、Windows7の方が優れたパフォーマンスを得られるとのことです。
上記以外の複数のタイトルにおいても、同様の傾向が見られました。まとめると、各OS、以下のような有利・不利となっています。
▼Windows11 vs. Windows7
- Windows11: GPUボトルネック状態で有利、CPUボトルネック状態で不利
- Windows7: GPUボトルネック状態で不利、CPUボトルネック状態で有利
「ゲーム性能の高いOSはどちらか」と、一概には言えない結果となりました。
なお、Windows7はとっくにサポートが終了しているほか、DirectX 12にも対応していないため、特定のゲームでどれだけ高フレームレートを出せるとしても今から使用する理由はありません。
とはいえ、実に興味深い結果と言えます。このベンチマーク結果から、Windows11は今後の最適化次第で、まだまだパフォーマンス向上の余地があるように見受けられます。