【危険】野犬がシカを襲う一部始終 牛78頭を襲撃…4頭死亡など半年前から被害相次ぐ JAが注意呼びかける 北海道・別海町
北海道・別海町で2024年12月、シカが2匹の野犬に襲われた。 犬は身動きを取れないシカを、一方的に攻撃していた。
別海町では半年前から放牧地などで野犬の襲撃が相次ぎ、牛が死傷するなど被害が増えているという。
野犬vsシカ!牙に鋭いキックで抵抗
北海道東部の別海町で2024年12月21日に撮影されたのは、川にはまってしまったのか、身動きが取れなくなったシカを襲う2匹の犬だ。
身動きの取れないシカに牙をむく2匹の犬(映像提供:視聴者)よく見ると、犬には首輪がつけられておらず、野犬とみられる。 ぐったりとしていたシカに、何度もかみついていた。
シカが後ろ足で野犬を蹴る瞬間(映像提供:視聴者)しかし次の瞬間、野犬にシカの後ろ脚キックがさく裂した。 シカは必死の抵抗を見せ、犬を追い払おうと敵意を見せる。
だが野犬も簡単には引き下がらず、執拗(しつよう)にシカを襲い続けた。
実は、これらの映像が撮影された別海町では、半年も前から野犬に頭を悩ませていた。
野犬の群れが家畜を襲撃
別海町にある放牧地では2024年6月、放牧中の牛78頭が野犬の集団に襲われる事件が発生していた。 この時の襲撃で、牛4頭が死んでいる。
放牧地で被害に遭った牛牛は体中をかまれていて、現場の足跡や痕跡などから、7匹から8匹の野犬に襲われたとみられている。
JA道東あさひは、2024年の秋ごろにも牛2頭が襲われ、12月には牛が追われる被害も発生していると話していて、周辺農家に注意を呼びかけているという。 (「イット!」 1月8日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(11枚)